大井川鉄道 90パーミルの急勾配を行く [ローカル私鉄旅情(信州・中部・北陸)]
昨年の11月に南アルプスあぷとラインの愛称で親しまれている
大井川鉄道井川線を訪れました
写真の列車は90パーミルの急勾配を登っています
構図が傾いているわけではなくで水平に撮影しているのに
列車の先端と最後尾で車両の高さ以上の高低差があるのが分かります
真っ赤な機関車と客車はスイスの山岳鉄道みたいです
大井川鉄道というとSL列車を運行しているので有名ですが
SL列車の終点である千頭駅から先が登山鉄道のような井川線の区間となっています
近くで見るとこんな感じです
大きさを比較するものがありませんが
大人の人間ほどの高さの小さな車両です
これは井川線の中でも最も急な勾配を登るために後押しする補機の電気機関車です
アプトいちしろ駅と長嶋ダム駅の間1.5kmの区間が日本で唯一のラック式鉄道(アプト式※)となっていて、その区間を走る専用の機関車です
この区間は1000メートル進むごとに90メートルの高さを登るのですが
箱根登山鉄道は最大80パーミルですから、どれだけ急勾配か想像がつくと思います
この南アルプスあぷとラインのもう一つの見どころのひとつがここ
湖の上を列車が走ります
今回は車で鉄道目当てではない用事で訪れたので撮影はこれだけです
一度、この列車に乗って旅をしてみたいと思いながら帰ってきました
アプト式とは
[※]2本のレールの真ん中に歯状レール(ラックレール)を敷き、それに機関車の床下に設けられた歯車(ピニオンギア)を噛み合わせ、急こう配の線路を登り降りする鉄道を「ラック式鉄道」といい、そのうち、複数のラックレールを設置するなどして噛み合わせの強度を高めた方式を、開発者の名前にちなんで「アプト式鉄道」といいます。(日本民営鉄道協会HPより引用)
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