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只見線 乗り鉄スナップ [山景色・川景色(上越線・只見線・大糸北線)]



2011年7月の新潟・福島両県の豪雨により10年以上の間
会津川口駅と只見駅の間が不通となっていました
橋梁の流出や盛り土の崩壊など甚大な被害で復旧は絶望視されていました

しかし、只見線の会津川口・只見間は2022年10月に奇跡の復旧を遂げました
復旧後は少ない運転本数にもかかわらず多くの鉄道ファンや観光客が殺到し
昼間の列車は首都圏のラッシュのような混雑になっていました

そんなことで暫く只見線の訪問を見送っていましたが
この6月に大人の休日パスを利用して行ってみることにしました
今回の只見線の乗り鉄旅は日帰りで行ったのでスマホで全て撮影をしました
ブログアップの時に過去との比較のためにフィルム一眼で撮影した写真を加えて編集をしています

旅のスタートは越後湯沢駅


只見線は新潟県の小出駅と福島県の会津若松駅の間約135キロメートルを
全線単線非電化で結んでいるJR東日本のローカル線です

今回は小出駅から出発するためにまずは上越新幹線を利用して越後湯沢に行きました



越後湯沢駅はあいにくの雨模様



駅構内は広く、お土産店が多数のお土産を販売しています
新幹線から在来線への乗り換え時間が少しありましたので
お土産屋さんを覗きながら過ごしました



越後湯沢駅構内には温泉があったりしますが
米どころ新潟県を代表する日本酒が試飲できる施設もあります



ぽんしゅ館という施設で、500円を払うとお猪口とコイン5枚を受け取り
新潟県内全ての酒蔵で作られた日本酒を利き酒できるそうなのです

本当は試したかったのですが
これから只見線を乗るのに酒なんか飲んだら眠ってしまいそうなので
後ろ髪を引かれながら断念しました

次回は、反対の会津若松から乗って利き酒するぞ!!(笑)



左側が在来線の入り口です



越後湯沢から小出まではE129系電車を利用します

小出駅から只見線の旅は始まる


小出駅で上越線から只見線へ乗り換えます
上越線から只見線の乗り場は連絡橋を渡ってゆきます



6月の平日にもかかわらず18きっぷシーズンによくある乗換ダッシュが発生しました
ただ、大人の休日パスを利用する人ばかりで
その中でも若造の私は普段自転車で鍛えている脚力でぶっちぎりに乗り換えが出来て着席出来ました(ホッ)

今回の只見線列車はボックスがほぼ埋まるくらいの乗車でした



今回の旅の友はこちらのキハでした
リバイバルカラーですね、東北色

13時12分発の430D列車は定刻に発車しました
上越線から離れカーブすると魚野川を列車は渡ってゆきます



入広瀬駅の近くにとっても趣のある建物がありました
「手仕事手ほどき館」という看板がありました、何でしょうね?

新潟県から福島県へ 六十里越


魚沼市大白川と只見町大字田子倉の間に最高点の標高が863 mに達する峠を六十里越峠といいますが
六十里越の名の由来は、実際の距離は六里(約24 km)でありながら、険しさゆえに一里が十里にも感じられるほど余りに急峻かつ長大な山道である。(Wikipediaより引用)

そうです、只見線の中でも一番の難所の入広瀬から大白川、只見間は長いトンネルが続いています
入広瀬から只見まで3駅しかありませんが、入広瀬から大白川までは約15分、大白川から只見までは約30分も離れています(列車によって所要時間が交換の有無で多少変わります)

今回は天気が良くなかったのでお見せできる写真がないので
過去のデータを引っ張り出してみました


2004年9月

約20年前の写真が出てきました
大白川駅に停車するキハ40と大白川駅の看板です

20年前は、それぞれ隣に駅がありました
小出寄りはは柿ノ木駅、只見寄りは田子倉という名前の駅がありました
2013年に田子倉駅は廃止で柿ノ木駅は臨時駅に降格で全列車通過となり
2015年に柿木駅は廃止となりました


2003年9月

この当時は大白川駅で列車の交換がありました


2003年9月 田子倉


2003年9月 大白川


2003年9月 大白川


2003年7月 入広瀬(あたり?)

かなり山深い所を走ります

只見から会津川口へ 運転再開区間を行く


小出を出発してから1時間10分ほどで只見駅に到着しました
ここから会津川口駅までは昨年の10月に運転再開された区間です



フラガールの姿をした案山子でしょうか




2004年10月 人力により機回し

当時は只見線にSL列車が夏と秋に走っていて沿線は賑わってましたね


2004年9月 叶津川橋梁

只見駅を出発して最初に渡る橋です


2004年4月



幸せの黄色いハンカチの映画を思い出させる風景がありました
ちょっとジンときました


2004年4月 会津蒲生~会津塩沢

これは20年前の写真ですが
蒲生岳の麓を走る線路は見事に復旧していました
対岸では大規模な護岸工事が進められていました


2003年10月 第八橋梁



復旧後は橋梁の色が変わっていますね



この日の乗客は、ほぼ大人の休日パスホルダーでした
お母さんたち、ずっと話しているか何かを食べているか
楽しそうでした



只見線にみんなで手を振ろうののぼり
本当に、沿線で見かける人たちは手を振ってくれてました
こちらも手を振るんですが、懐かしい気持ちになりました


2004年4月 本名 第六橋梁

この橋も流されてしまって新しい橋になっていました



Google ストリートビューはまだ工事中で橋が架ってません

会津川口駅から会津若松に向けて


小出駅から2時間ほどで会津川口駅に到着です
ちょうど会津若松と小出の中間くらいでしょうか
ここから会津宮下あたりまでが絶景区間です



会津川口駅で小出行き427D列車と交換します
427D列車は会津川口駅で30分くらい停車していました


2004年9月

20年くらい前と同じ景色でした


2003年10月 会津中川

SLが走った頃



早戸駅辺りでは観光渡し船を見かけました
霧幻峡の渡し (むげんきょうのわたし)というそうです



会津宮下駅に到着


2004年9月

この駅も交換駅でした(※)
構内踏切を渡る人たちです

※朝の9時15分出発の上下線で列車交換が残っています(2023年9月現在)

温泉がある会津柳津駅で小出から乗ってきた半分くらいの乗客が降り
会津坂下駅辺りから高校生がどっと乗ってきました
通学時間ですね、駅に停まるごとに高校生たちが乗って来て
西若松駅辺りでは東京の朝ラッシュに近い乗客が乗ってました

これで只見線乗り鉄旅は終わりです



帰りは会津若松から磐越西線の快速電車、郡山駅から東北新幹線を乗り継いで帰ってきました
居酒屋新幹線状態です
郡山駅構内のお店を梯子して目ぼしいつまみを買い込みました


本名~会津川口 前面


会津川口駅発車

★只見線ポータルサイト★
只見線の情報が満載!
https://tadami-line.jp/


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コメント 5

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八犬伝

越後湯沢のぽんしゅ館は、いいですよね。
私も行ったことがあります。
只見線は全線を乗った事がないのです。
東側と西側にそれぞれ乗っていて、真ん中を乗っていません。
by 八犬伝 (2023-09-29 09:52) 

まさ

只見線は一度乗車したいなと思っています。
かつて真岡鐡道を走っていたSL(C11325)が只見線でも見られたのですね。
人力の転車台、のどかな風景とマッチしていますね^^
by まさ (2023-09-30 07:53) 

an-kazu

こんにちではワタシの実家近辺で
キハ40と塗色が見られます。
https://an-kazu2.blog.ss-blog.jp/2021-08-02

ダムが豊富な只見線は訪れてみたいですね〜

by an-kazu (2023-09-30 09:10) 

gardenwalker

★ 八犬伝 さん
ぽんしゅ館行かれましたか!
只見線は全線乗ると半日は潰れますからねー

★ まさ さん
そうなんです、真岡のSLが貸し出されて走っていました
D51などの大型機関車は只見線のレールは耐えられなかったみたいです
by gardenwalker (2023-10-04 06:46) 

gardenwalker

★ an-kazu さん
小湊で第二の人生(?)を送ってますねー
今年はまだ行ってないので紅葉の時期にでも行ってみたいです
by gardenwalker (2023-10-04 06:48) 

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