東武鉄道を走った6050型電車の記録 [私鉄沿線(東武線)]
東武鉄道6050型とは
1986年10月の野岩鉄道の開業に伴い1985年に登場した2ドアセミクロスシートの車両です。前モデルの6000系を更新した車両と、増備用として新造した車両とがあり、急勾配や寒冷地の降雪対応として、抑速、抑圧ブレーキ、砂撒き装置を備えています。(東武鉄道車両紹介ページより引用)
ちなみに、6050型更新車のもとになった6000型は1964年(昭和39年)から1966年(昭和41年)にかけて44両が新製されたもので長いものでは通算すると60年近く活躍していたことになります。
今回はデジタル一眼レフを購入した2009年以降に撮影した東武鉄道6050型電車の記録を
浅草から順に東武日光、鬼怒川温泉まで撮影場所を北上しながらまとめてみました
撮影の年代は前後しますが、こうしてまとめてみると栗橋付近や板荷、下小代あたりでの撮影回数が多かったです
6050型電車は東武日光線と鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道の会津田島まで走っていましたが
浅草から会津田島までは190kmを直通で走る追加料金がかからない便利な列車でした
前後のシートピッチもゆとりがあるクロスシートに大型の折りたたみテーブルが装備された設備は
コロナ前はインバウンドの外国人にも好評でシーズンには始発から乗車しないと満席になるほど人気で
座席の半分以上が外国人だった記憶もある車両でした
浅草から北千住まで都内を走る6050型電車
浅草~とうきょうスカイツリー 2012年1月3日
6050型が定期運用で浅草まで入っていたのは2017年の4月まで
もう少し都内で記録しておけばよかったと後悔しています
浅草~とうきょうスカイツリー 2012年11月11日
北十間川に沿って高架を走る6050形電車
今では、この高架下も開発されてホテルやレストランなどが並んでいますね
鐘ヶ淵~堀切 2017年5月5日
定期運用がなくなった直後は臨時列車として4両編成で浅草まで乗り入れてました
北千住~小菅 2012年3月20日
荒川河川敷での貴重なカット、荒川ではほぼスカイライナーしか撮影していないので
東武鉄道を撮影したものはほとんど記録にありません
住宅街がなくなる栗橋以遠で開けた風景と6050型電車
栗橋~新古河 2012年4月29日
利根川の鉄橋を渡るために築堤を駆け上る6050型電車
水温む頃、水鏡を狙っていましたが風に吹かれました
栗橋~新古河 2014年5月5日
白爪草の咲く水田風景を利根川橋梁に向かう6050型電車を後追いしました
GWはあまり天気が良くないこともありました
栗橋~新古河 2015年11月27日
背後に赤城山の連なる山並みを見ながら古いトラス橋を渡る6050型電車
栗橋~新古河 2015年12月5日
冬の夕方の穏やかな色合いとは裏腹に空っ風が無茶苦茶冷たい堤防からの撮影でした
新大平下駅 2016年5月1日
GWに撮影に出かけた時に撮影しました
ほとんど駅撮りをしない私ですが、これは記録でとして残しておいてよかったです
新栃木以遠は田舎らしい風景に6050型が似合っていました
東武金崎~楡木 2016年5月1日
1800系(赤いりょうもう号仕様の臨時列車)を撮影に出かけた時の待ち時間に撮ったカット
なんとものんびりとした風景です。駅の跨線橋がアクセントになりました
楡木~樅山 2014年10月19日
一度、樅山駅から楡木駅までロケハンで歩いた時のカット
目ぼしい風景がこの蔵くらいしかなく、この撮影が最初で最後となりました
北鹿沼~板荷 2016年5月1日
北鹿沼駅からてくてく30分も歩くと思川が流れる風景に辿り着きます
このポイントまでは大回りをしなければならなくて自転車を輪行したこともありました
北鹿沼~板荷 2016年4月29日
雨が降った後でしょうか水鏡になっていました
この付近は田んぼが広がる見通しの良いポイントでした
北鹿沼~板荷 2016年4月29日
ほぼ同じ場所からですが、菜の花が咲いていました
北関東は田植えも菜の花も少し時期が南部より遅い気がします
北鹿沼~板荷 2016年4月29日
これは稲の水田ではなく麦畑でした
この周辺は麦畑もよく見かけまして、5月の末になると黄金色に輝く麦秋を迎えていました
北鹿沼~板荷 2016年4月29日
この大きな木は北鹿沼と板荷のちょうど中間くらいにあったかと思います
北鹿沼~板荷 2016年5月1日
たんぽぽの花の季節が終わって綿毛が飛ぶ前の風景です
太陽は山影になってましたが穏やかなオレンジ色が包む春の夕暮れでした
板荷~下小代 2015年10月12日
板荷を出発した電車は下小代へ向かって勾配を登って行きます
右手奥の曲線になっている区間を走ってゆきます
東武日光線のお立ち台と言われる名所で6050型を撮影しました
板荷~下小代 2015年不明(データ破損)
いつの間にか引退していましたが634型スカイツリートレインと呼ばれる亜種です
東武鉄道は昔から既存の車両を改造するのがお得意の様で特急料金がかかる列車でした
板荷~下小代 2015年不明
新緑萌える築堤を2両のかわいい編成が走っていました
板荷~下小代 2016年10月10日
ほぼ同じ場所からですが、秋の雰囲気を伝えようとセイタカアワダチソウを絡めてみました
板荷~下小代 2018年1月14日
2018年の冬は暖冬で野岩鉄道の川治温泉まで雪を撮影に出かけましたが
結局雪らしい風景を撮影できたのはこのポイントからだけでした
板荷~下小代 2021年5月4日
6000型を彷彿させるリバイバルカラーが2000年から登場していました
私は結局このカットだけしか撮影することが出来ませんでした
下今市や日光、鬼怒川周辺で撮影した6050型電車
明神~下今市 2016年5月5日
6両編成の6050型電車が浅草まで運転される最後のGWでした
記事最後に動画をあげていますが窓の開いた電車が駆け抜けています
窓が開く車両は貴重です
下今市駅 2016年11月6日
ちょうど、6050形電車が並んでいます。
よく見ると右側の奥に赤い1800系も写っています。超貴重なカットです。(笑)
東武日光駅 2015年3月1日
これも今となっては貴重なカット
この場所には20040型が今頃は並んでいますね。
大桑~新高徳 2021年5月4日
今のところ、この撮影が鬼怒川線では最初で最後です。
鬼怒川線は開けた場所が少なくあまり撮影に出かける気になりませんでした。
東武ワールドスクエア~鬼怒川温泉 2021年5月4日
鬼怒川温泉駅を出発するSL列車を待っている間に何本か列車を撮影しました
行き先幕を見ると東武日光行きと表示されています
下今市駅でスイッチバックする列車が設定されていたんですね
板荷~下小代 2016年5月5日
かなり長めの記事になりましたがご覧いただきありがとうございました。
次世代は日比谷線で走っていた20040型をワンマン改造したロングシートの電車が
6050型のバトンを受けて走るようですね
長い間、6050形電車の活躍お疲れさまでした。という気持ちです。
恐らく、私が少年時代から走っていたと考えると凄いです。
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季節を飛び越えながら旅してる気分になれました。
どこも素晴らしいロケーションですね。
by 響 (2022-03-01 12:57)
長年にわたって6050型を追った一枚一枚、
これはgardenwalkerさんの思い入れが伝わる
素晴らしい記録ですね!(*´▽`*)
こうやって見ると6連を組んで浅草へ乗り入れていた頃は
優等列車らしい風格が感じられたように思います。
先週末は私も6050型を撮りに行ってきましたが、
それが最後の撮影になるのかなぁ・・・。
by あおたけ (2022-03-02 06:44)
★ 響 さん
ありがとうございます!
これだけ、よく通ったと振り返りながら思いました(笑)
★ あおたけ さん
6両編成は堂々とした感ありましたね!
見た目はそれほど古い感じはしないものの
車齢を考えると引退はやむを得ないのでしょうね
by gardenwalker (2022-03-05 16:49)