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この冬、天竜浜名湖鉄道に行って来ました(旅行記風) 2022年12月 [ローカル私鉄旅情(信州・中部・北陸)]



去年の暮に天浜線の愛称で親しまれる天竜浜名湖鉄道の撮影と浜名湖畔をちょこっとサイクリングしてきました

天浜線を訪れるのは2022年は2度目で、最初の訪問は9月
全長67.7kmの東側である掛川と天竜二俣の間を訪れてましたので
今回は西側の天竜二俣から気賀までを乗り鉄
気賀からはレンタサイクルで浜名湖佐久米までを往復しました

天浜線は国鉄二俣線を引き継ぐ第三セクター鉄道です
沿線の駅舎や鉄橋、その他鉄道施設は昭和時代からのものが多く
全線の中で31施設が国の有形文化財に登録されています


★掛川~天竜二俣の記事はこちらです
https://traway.blog.ss-blog.jp/tenhamasen04sep2022?1677403454

旅の始まりは赤電の名称で親しまれてる遠鉄電車


今回の旅の起点は浜松、遠鉄電車で新浜松から一つ目の駅の第一通り駅近くのビジネスホテルに宿泊しました



ホテルのほぼ真横が第一通り駅になっていて
このホテルにはエレベーターが1機しかないために
朝食のラッシュ時間帯は非常階段を開放していました
それでこんな写真を撮ることが出来ました


遠鉄HPから画像をお借りしました

朝食を終えて、今回の旅のスタートです
今回は遠州鉄道の新浜松駅と西鹿島駅間と
天浜線の西(新所原~天竜二俣)が1日乗り放題の
共通一日乗車券を利用しました

共通一日乗車券の値段は大人1,480円です
新浜松から気賀までの往復で2,040円するのでとてもお得な切符です



新浜松駅から西鹿島駅までの所要は32分
遠鉄電車は全ての電車が各駅停車で運行されています
全線が単線で住宅街を走るために風景写真になりそうなポイントは見当たりませんでした



西鹿島駅を出ると商店街がありました
なんか、のんびりした雰囲気です
10分と歩かないうちに天竜川の鉄橋ポイントへ到着です

天竜川を渡る単行気動車と長閑な二俣本町駅


天竜浜名湖鉄道天竜川橋梁は1940年に掛けられました
全長403メートルの橋梁が暴れ天竜川の異名をとる天竜川を跨いでいます
天竜二俣側の三連トラス橋と南側の鋼製七連桁(ガーター)橋からなる天浜線最長の橋です
こちらも国の有形文化財に登録されています











天浜線の橋梁と並ぶ国道362号線の鹿島橋
こちらも、レトロな雰囲気醸し出しています
1937年に架橋されました。土木学会の土木遺産になってるそうです。

西鹿島駅からお隣の二俣本町駅までてくてく歩きます









二俣本町駅は天竜二俣駅を中心とする市街地の端にありました
単線のホームに上がると残雪があったのと紅葉が残っていたのが印象的でした

さて、ここで列車に乗り込み気賀駅を目指します
車内は年末の休日ともあってか鉄以外の観光客の姿もけっこうありました

気賀駅に到着! 駅構内にはレンタサイクルがありました


気賀駅は、本屋、上屋およびプラットホームが登録有形文化財として登録されています。
東海道の見付宿から浜名湖北岸を迂回し御油宿へと通じる東海道の脇往還である姫街道にちなんだ装飾が施された駅です









ずらりとならんだレンタサイクル



上り旗にも書いてありますがワンコインの500円で自転車が借りられます
ちなみに、天浜線のフリーチケットを持っていると半額になるサービスがありまして
今回持参のチケットを提示して250円で利用させてもらいました

自転車の貸し出し管理は地元の観光協会がやってまして
係員の方が親切にマップをくださったり、目的地までの案内をしてくださいました

★レンタサイクルの情報はこちらから
https://www.tenhama.co.jp/spot/bicycle/

なぜレンタカーではなく自転車を選んだか、炭火焼きハンバーグさわやかを食べるため


そうです、静岡県にやって来て、これを食べずに帰れるか!
ということで、気賀駅からアプローチできる炭火焼レストランさわやかをリサーチしてました
撮影ポイントと逆方向にお店があるので効率を考えて自転車をチョイスです



気賀駅からは自転車で5分ほどで到着
観光協会の方に昼前でも1時間待ちは覚悟してくださいねと言われてました



自動受付機でチェックイン、11時40分でした
コロナ対策で店内には4組しか席待ちで待機できないので外でしばし待つことに
QRコードをスマホで読み取って・・・・・・



通知が着ました! 2分しか待ってません!!

そうこうするうちに席に案内されました



注文したのは、さわやか代表メニューのげんこつハンバーグです
250グラムの牛肉100%のハンバーグ、デミグラスソースをチョイスしました
付け合わせとライスかパン、スープがセットになっています。



期待通りの味、おいしゅうございました!

★炭火焼レストランさわやかの公式HP
https://www.genkotsu-hb.com/



お腹は満足! いざ浜名湖畔を自転車で行く


今回レンタルしたのは26インチの自転車、電動付ではありませんでした
変速ギアは3段ありましたが気休め程度です
とはいえ、整備はしっかりされていて安心して乗れました







ホンダの船外機の工場がありました
さすが、産業の街浜松

冬の浜名湖って風が強いんですね
静岡は暖かい、と思い込んで来たものの(天気予報でも、そこそこの予想気温)
風は想定外でした。

観光協会の方も仰ってました
薄着で来られて後悔されて帰っていく方が多いんだとか

気賀駅から新所原寄りに一駅、西気賀駅に到着


浜名湖の風と、意外とアップダウンがある浜名湖岸に手こずりながら到着
西気賀駅も有形文化財に登録されていて見ごたえがあります





駅の待合室がレストランになっています
ハンバーグを食べていなかったら入っていたかも





なつかしい木の改札
既に直通列車が無くなって久しく経つのに
下り方面に豊橋の文字が



構内踏切がありました



土台の石垣がいい感じです

浜名湖の眺めが素晴らしい寸座駅


寸座駅、変わった名前ですね

この地名は今から1200年も昔、坂上田村麻呂将軍が東征の 折にこの で小休止をしたそうで
つまり一寸(ちょっと)座ったというところよりその名が付けられたと言われています。



峠の山道を人力でしか動かない自転車を漕いだり、降りて押したりしながら15分くらいでしょうか
なかなか景色が開けた場所に辿り着けなくて諦めかけていた時にほんの一瞬開けた景色
少し通り過ぎてみましたが、やはりあそこしかないと戻ってカメラをセット







運よく国鉄カラーの列車がやって来ました
まさに小休止(寸座)の風景ですね

かもめが乱舞するインスタ映えの駅 浜名湖佐久米駅


寸座駅から浜名湖佐久米駅までは急な上り坂の峠があるから湖岸を迂回したほうがいいですよ
と観光協会の方からアドバイスをいただいていたのですが
次の列車の時間を考えると迂回できないので自力で峠越えをしてやってきました
下り坂を駆け下りる時は快感でした











列車が停車するとカモメたちも列車で一休み(^^;)







本当はもう少し光線具合とかを見ながら撮影したかったのですが
次の列車までの待ってる間に気賀駅まで戻って天竜二俣駅まで行けるからと
掛川方面の列車を1本だけ撮影して撤収しました

この日は晴れてはいたのですが、雲が多くて
列車がやって来るタイミングになると太陽が雲に隠れる
鉄道写真あるある、な一日でした

自転車を返却し、列車にて天竜二俣駅へ






途中の金指駅で反対方向の列車と交換しました
金指駅も有形文化財に登録されていました
そして反対側の列車はド派手なラッピング車両



途中、西鹿島駅で降りて再び天竜川の橋梁で撮影した後は
そのまま徒歩で天竜二俣駅へやってきましたが
ちょうど日が暮れる時間でした



今は使用されていない腕木式の信号機ですが
こうして保存されているって凄い事ですよね







構内には国鉄時代の保存車両がありました
地元の有志の方が保存活動をされているようです

★TRTC 天竜レトロ・トレインクラブ HP
https://trtcweb.blogspot.com/p/index.html



再び遠鉄電車に乗って浜松駅に戻って新幹線で帰宅します
あっという間の冬の一日でした

浜松と言えば、うなぎに日本を代表するメーカーあり




帰り道の旅のお供はうなぎ弁当です
浜松駅改札前の山吹エキマチ店で購入
期待以上の味、ボリュームで
弁当以上のクオリティを感じる逸品でした

★山吹HP
https://www.yamabuki.co.jp/



新幹線改札を抜けるとスズキ自動車の展示コーナーがありました
浜松はスズキ自動車の企業城下町ですよね
初代アルト、懐かしいです
今の軽自動車と比べると物価の差もありますが安いですね
(車両本体価格47万円の表示)



ヤマハと並ぶピアノメーカーの河合楽器のグランドピアノが
しかも透明な外観です
クリスタルグランドピアノ「CR―40」という機種だそうで
クリスタル樹脂で仕上げたそうです
なんと、駅利用者が弾いていいんだとか!

ということで、充実の天竜浜名湖鉄道撮影の旅でした。
車両はともかく、車窓に見える景色と懐かしい駅舎や関連施設の数々に郷愁を感じる旅でした。

ところで、いつも写真だけのサラッとした記事ですが
毎回、撮影はこのような展開を繰り返しています(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました。

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ハマコウ

冬の浜名湖周辺は強い風が吹きます。
その中のサイクリング、逞しさをうらやましく思います。
by ハマコウ (2023-02-27 21:16) 

あおたけ

天浜線の浜名湖佐久米に集まるユリカモメ、
私も撮影に訪れましたが、
ここは列車と鳥のタイミングが難しいけれど
撮影していて楽しいスポットですよね(^^)
道中に食べられたハンバーグや
お帰りの際に食べたうなぎ弁当が美味しそう♪
最近の私は撮り鉄に出るとつい撮影に没頭してしまい、
コンビニ飯や駅蕎麦ばかりです・・・(^^;ゞ
by あおたけ (2023-03-01 06:24) 

ぼんぼちぼちぼち

わあ!列車の前をカモメがいっぱい!
運転士さん、前が見えづらそうでやすね。
by ぼんぼちぼちぼち (2023-03-01 12:22) 

響

自転車で巡るのも楽しそうです。
のんびり浜名湖を満喫できますね。
それにげんこつハンバーグ凄い。
by (2023-03-02 19:46) 

ナツパパ

すばらしい一日、拝見してわたしも堪能いたしました。
穏やかな風景の中を走る鉄道がいいですね。
一度しか乗っていませんが、また乗りたくなりました。
by ナツパパ (2023-03-06 14:26) 

gardenwalker

★ ハマコウ さん
はい、向こう風が無茶苦茶きつかったです
いい経験になりました(^^;)

★ あおたけ さん
私も、撮影時はコンビニおにぎり・パン率高いです(笑)
ユリカモメは動きが予測できないですねー
えさを撒いてるおじさんがいましたが、列車が来ると、もう運ですね!
by gardenwalker (2023-03-07 23:09) 

gardenwalker

★ ぼんぼちぼちぼち さん
電車に群がるカモメ、観光客が大盛況でした
確かに運転士さんにとっては邪魔ですよねー

★ 響 さん
ここは温かな春や秋の日にサイクリングしたら最高だと思います
温泉もあるし、鰻も美味しいですからねー
でも、ハンバーグも最高でした^^
by gardenwalker (2023-03-07 23:14) 

gardenwalker

★ ナツパパ さん
天竜浜名湖鉄道は、駅舎や鉄道施設がとてもレトロで
しかも駅員さんや地元の方が皆さん優しいんですよー
人に降れる温かさを感じる旅でした
by gardenwalker (2023-03-07 23:16) 

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